No.61
アメリカン・サイコ 3/31 東京公演
61 2025/04/05(Sat) 11:06:47 遠征記録 <1479文字>
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#ミュージカル#HeySayJUMP
2025.3.31 14:00開演 新国立劇場 中劇場
以下ネタバレ。感想メモそのまま。
舞台の時代の曲が上演前に流れてて気分が盛り上がる。
いい席でした。真ん中の通路側。全体も見やすく双眼鏡がなくてもちゃんと見えたので嬉しい。
一幕は虚栄で着飾ってたけど二幕は返り血がドレスコードなんだね 普通の感性では美しくなくおぞましいのに、その肉体の美しさと血糊のコントラストが退廃的な美しさを演出してた
正直二幕のほうが生き生きとして苦悩して、透明人間でない一人の人間が確立できてたよなぁと思う
思った以上に脱いでた アキレス腱ありがとうございます
美しく着飾り、細部までも名刺までも友人とのマウント取り合いの材料でしかない希薄さ 美しいだけの人形たち
空っぽだっていう自覚があり、誰にもなれなくて快楽殺人に溺れる子犬のような男
三角座りが似合いすぎる 迷い犬みたいな顔をしたと思えば色を纏った男の顔をする髙木雄也……
どこからが夢で幻で現実か?見ているこちらも何もわからなくて、観客に委ねられてしまったけど断じることはできないな……と思う
探偵さん自体が幻の可能性だってある 二人の対談のシーンってどことなく現実味がなかったから……
でもジーンがいい子で、美しくて、まぶしい存在であるという事実だけは変わらなくてパトリックが彼女に救われたのも彼女の昇進に口添えしたのも、それだけは現実だろうな、と思う。そうであってほしい
乱交パーティーも殺戮パーティーも虚構だろうか 娼婦2人を初めて部屋に呼んだシーンは現実だと思うけどそれ以降の彼女らは虚構の気もするんだよなえぇでも本当に……?
正直、あんだけ殺して回っていたら(特に自室で)絶対バレるし……と思うのでやっぱ虚構説を推してしまう。杜撰すぎるんだよな〜
ラストも、日本人的な観点で言うと死に装束っぽいけどアメリカ人的には葬式の死に装束は普段着ていたものが多いらしいし、かと言って結婚式としては参列者が服白すぎだし、向こうの葬式は派手すぎなければ明るい色を着ていくのも普通らしいので………本当に分からないな……。
母親という存在がちょくちょく出てくるのも気になる
より本質に迫るのはジーンと母親と3人で会うシーンだけど、子供の頃のことが思い出せないんだよな、で母親もどちらかというと虚栄心の強そうなタイプ。話聞かないひと。従順なジーンとは真逆
ていうかジーンが異質すぎるんだよなあの物語の中で………
台詞に英語が入り混じっていて時々意味が分からなかった(英語万年赤点民)けど、雰囲気と流れでなんとなくニュアンスは分かったので良し……英語勉強し直そうかなぁ
ていうか本当に髙木くんが大変そうだった。他の方々はかなり流暢だったけど髙木くん台詞量も多いし勉強得意ではない人だからマジで大変だったろうな……。
あと、髙木くんがすごく頑張って体を絞ったのも頷けるくらい演者の皆さんがスタイリッシュ。ダンスも所作もスマート……。髙木くんも負けないくらいスマートでした。
ブラック・コメディということでとても笑いどころは多かった。ポピーザぱフォーマーくらいのブラックさとスプラッタ感だったので助かった。あれ以上になるとちょっとしんどいから……。
幕間の入り方滅茶苦茶笑っちゃった。サイコ~笑。生首持ってにこやかな推しを見る機会なんてほとんどないでしょ。
☆写真
立体的な館内表示、これを眺めるだけでも時間がつぶせる。